2/10のスタッフ3分間「モーニング小話」

2/10のスタッフ3分間「モーニング小話」 ~メイド・イン・アース 毎朝の朝礼でスタッフが話す 「日替りショートストーリー」~   今日のお話しは、 企画チームの矢加部さん。 矢加部さんのお兄さんは、 長野の山 […]

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2/10のスタッフ3分間「モーニング小話」
~メイド・イン・アース
毎朝の朝礼でスタッフが話す
「日替りショートストーリー」~

 

今日のお話しは、
企画チームの矢加部さん。

矢加部さんのお兄さんは、
長野の山合いで
ほぼ自給自足の生活をしてます。

今日は、そこで体験した、
人生初の『しばかり』のお話しをしてくれました。

『しばかり』というと…
短い芝を刈る作業を想像しがちですが、

今回の『しばかり』は
【芝】ではなく、【柴】の方でした!

そうそう、昔話ででてくる
「おじいさんは山へ柴刈りに~」のやつです。

『柴刈り』は、
里山などに生える細い雑木などを集めて
これを炊事やお風呂などの焚きつけ用の
燃料などに必要で、
里山の生活にはとっても大事な仕事。

その方法は、まず、お兄さんが
急斜面の山の上の方へ登り、

矢加部さんが下で待ち構えて
落ちてきた枝を拾って
特大なカゴに入れるという、

効率的な流れ作業で行ったようでした。

兄妹だから、自然と息が合うのでしょうか。

中が空洞で乾燥している燃えやすい木と、
枝の繊維が締まっていて
燃えづらい木とあるそうですが

それもこれも、
近隣のご老人の方から教えてもらった生活の知恵。

そして、柴刈りにはもう一つ大事な意味が…

落ち枝が重なり合うと、腐植もたまりやすくなり、
新しい木の発芽を阻害したりして
森の活性化が損なわれます。

『山を整える』『山の健康を維持する』
役割があるんですって。

あたりまえに
キレイな山が存在するわけはないんですけど…
普段生活していると、
そんな事も考えないで過ごしてしまっています。

暮らしを受け継いで。
自然と共存している。

手間暇はかかるけれど
気持ちが豊かな生活スタイルですね。

『柴刈り』から自然と自分の生活を
見つめ直すお話しでした。

 

(書き手:沼田 佐知子)

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