5月9日、「布ナプキンフェスタ2015」開催!

「布ナプキンフェスタ2015」、今年もたくさんのお客さまにご来場いただきました! メイド・イン・アースが開催する布ナプキンのイベントとしては去年に引き続き2回目になります。純オーガニックコットン製の布ナプキンの良さを知っ […]

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「布ナプキンフェスタ2015」、今年もたくさんのお客さまにご来場いただきました! メイド・イン・アースが開催する布ナプキンのイベントとしては去年に引き続き2回目になります。純オーガニックコットン製の布ナプキンの良さを知っていただくと同時に、ヨガ、東洋医学や中医学などのスペシャリストをお招きして、健康と心地よいライフスタイルに関心の高いご来場者の方々と共に過ごせる楽しいイベントになりました。

marche2会場内にはオーガニックマルシェ「くらしの天然市場 in 布ナプキンフェスタ」もオープン。メイド・イン・アースの商品がお得に購入できるコーナーをはじめ、アロマとハーブの「グリーンフラスコ」、ナチュラル&オーガニック和菓子「あんむすび」、体にやさしいお弁当「うめめし本舗」のほか、「七曜日」のヴィーガンマフィン、「ルヴァン」の天然酵母パン、「ココウェル」のオーガニック・ココナツオイルなどが販売されました。

 

【ボディワーク】月経血コントロールヨガにトライ!

mie0195_w注目の高まっている月経血コントロールヨガ。月経血が出るタイミングをコントロールできれば、モレの心配がなくなります。昨年の布ナプキンフェスタでもご好評を得て、今回もポンテ ピラティスのmamiko & kazumi先生が来てくださいました。

「ガマンして月経血を出さないようにするのではなく、自然に子宮にためられるカラダを作るんです」とmamiko先生。冷えやストレスの影響で、現代女性の子宮は柔軟性を失っています。深層筋にアプローチするヨガで子宮と周囲の筋肉をしなやかにし、月経血コントロールのほか、生理痛、PMS、尿モレの改善を目指します。

まずは朝ヨガとして全身をストレッチした後、「ゆるめる」「締める」「リラックス」の3ステップで経血コントロールヨガを行いました。ゆったりとしたペースで進む無理のないポーズのシークエンスに、参加した方から「全身がほぐれる感覚を味わえた」「体の深い所に意識が届いた」との声をいただきました。

 

【トーク】野菜で漢方! 女性のための毎日ごはん

mie0240_wトークショー第一弾はカフェfato.のシェフ、tomoさん。fato.は漢方に基づいた野菜たっぷりのヘルシーメニューに定評があります。女性の健康を保ち、毎日の食事に無理なく取り入れられる漢方についてお話しいただきました。

漢方の知恵のひとつに薬膳があります。薬膳は食材の持つ薬効を、季節や体調に合わせて取り入れた食事のこと。野菜にはさまざまな薬効成分が含まれているため、特別な薬を飲まなくても、野菜を使った食事で漢方の効果が得られるのです。
今回は、生理周期に合わせた食材と、女性が抱きがちな不調に対応する食材を教えていただきました。不足しがちな血液を補うものとしてあげられたのはプルーン・黒ゴマ・黒豆・緑黄色野菜など、いずれも日常に取り入れられる身近な食材です。

健康を導くのは食事をはじめ睡眠、運動などの生活習慣と、体を気遣う意識。体には今の自分に必要な食材を選び取る力があります。布ナプキンは自分の体と向き合う機会になります。体の声に耳を澄ませば自分の力で健康になれるというお話に、心励まされました。

 

【トーク】布ナプキンのお話と、布ナプ愛用者座談会

メイド・イン・アースのブランドマネージャー、前田けいこによる布ナプキンのお話。続いて5名の布ナプキン愛用者による座談会を行いました。座談会では布ナプキンを使いはじめたきっかけや、布ナプキンへの思いが語られました。ご登場いただいた5名は布ナプキンアドバイザー養成講座の卒業生でもあります。

日本初の使い捨て紙ナプキンは1960年代に、現在主流である高分子吸収体を使ったものは1970年代に発売されました。布ナプキンは一見面倒で、時代に逆行するようにも感じられます。それなのに今、布ナプキンへの関心が高まっているのはなぜでしょうか。その答えは座談会のお話の中にありました。

mie0341_w座談会では、布ナプキンを使って変化を感じたこととして「生理がイヤなものではなくなった」「体調の変化を自然に受け入れられるようになった」「自分の体が愛おしくなった」……という声があがりました。
布ナプキンを使うメリットは「冷えが改善した」「肌荒れがなくなった」など体調のことに限りません。月経血の状態を見たり、月経リズムを意識することは、自分の体を見つめ直すきっかけになります。便利さを追い求める中でいつしか気にも留めなくなっていた、女性としての体や健康を大切にできるようになります。このことを、大人の女性だけでなく子どもたちにも伝えていけたらと願っています。

 

【トーク】東洋医学からみた、女性のカラダのいたわり方

mie0404_wトークショーのラストは鍼灸院Natalisの初雁聡子先生。先生は、不妊や妊娠中のトラブルを抱えた女性、自然なお産をしたい女性、そして子どものための鍼灸を行っていらっしゃいます。今回は東洋医学の観点から女性の健康を保つ方法をお話しいただきました。

現代の標準医療である西洋医学では、痛みがあれば痛みを取る処置をして、血圧や血糖値を標準に合わせる治療を行います。
それに対して東洋医学は「なぜ痛むのか」を個人の体質に基づいて考え、患者個人にとってよりよい状態を目指します。いわば一人ひとりに合わせたオーダーメイド医療。そのため自分の体質や状態を知ることで、自分自身で不調を改善することができるのです。

生理周期や妊娠期、季節ごとに気をつけたいポイント解説のあと、女性の不調改善に効果の高い5つのツボ、そして美肌のツボを参加者と一緒に圧していきました。
「ツボの位置は個人によって違い、日によっても変わる」とのお話に会場は納得した様子。最後は初雁先生の指導でお灸体験をすることができました。

 

【ワークショップ】自分で縫ってみる。手作り布ナプキン講座

mie0118_w自分の手で布ナプキンを作るワークショップ。100%オーガニックコットンのタオルハンカチを使い、30分ほどでやや大きめの1枚を作ります。
使用するタオルハンカチは、表がやわらかなガーゼ生地、裏がふわふわのタオル地になった肌ざわりの良いもの。スタッフの指導のもと、皆さん一針一針丁寧に縫っていきます。普段お裁縫に慣れていない方でも簡単にできあがりました。
「自分で作ると愛着がわきます」「さわり心地がとてもいいので早く使ってみたい」という声が聞かれました。
制作テーブルでは、ハーブティーを飲みながら話に花が咲きました。布ナプキンの使い方や生理のことなど、ふだん聞けないことも話題にのぼり、参加者は楽しく針を動かしていました。

 

 

メイド・イン・アースは20周年を迎えました~前田けいこ&前田 剛

今年2015年はメイド・イン・アースのブランド設立20周年です。ブランドマネージャーの前田けいこと、メイド・イン・アースを運営する(株)チーム・オースリー代表の前田 剛にブランドのこれまで、そしてこれからについて聞きました。

前田けいこ――メイド・イン・アースを立ち上げて20年。夢中でやってきたという思いです。支えてくださった方々に感謝の気持ちでいっぱいです。

前田 剛――お客さまと作り手のみなさんに支えられてきましたね。20年経っても、ブランドを立ち上げたときの僕らの思い「オーガニックコットンの良さを伝えていきたい、安心できる製品を届けたい」というのは今も変わりません。

前田けいこ――そうですね、むしろこの20年で世の中が変わったと思います。スロー、ロハスといった言葉が流行り、多くの人が自分なりの心地よさを求めるようになったように感じます。

mie0490_w前田 剛――オーガニックコットンも広く知られるようになりました。

前田けいこ――特に3.11以降、人の心やライフスタイルが大きく変わったと感じます。安心・安全な製品として目を向ける人が増えたのではないでしょうか。

前田 剛――それを受けて、今後も良い製品を作り続けたいです。同時に、情報発信の必要性も感じています。良いもの、安全なものを求めている人に確かな情報を届けたいですね。

前田けいこ――布ナプキンに関する情報発信としては、今回のようなイベントや、6月に行うMIE布ナプキンアドバイザー養成講座があります。

前田 剛――今年は2度目の開講になります。

前田けいこ――昨年は全国、そして海外からも参加がありましたね。18名の方がアドバイザーに認定されました。

前田 剛――ブランドの今後として、いまいま取り組んでいるプロジェクトがいくつかあります。ひとつめはグリーン電力のこと。現在メイド・イン・アースのオフィスとショップ、製造工場の電力はすべて自然エネルギー由来のグリーン電力でまかなっています。オーガニック製品を作るなら電力もオーガニックでありたいと考え、2007年に着手しました。

前田けいこ――「自分が使う電力の種類は選ぶことができる」ということを、たくさんの人に伝えていきたいですね。

前田 剛――ほかに大きな取り組みとしては、カンボジアの地雷原をコットン畑に変える「WITH PEACE」、国産コットンの普及を目指す「和綿プロジェクト」があります。

前田けいこ――みんなが笑顔になれる社会を目指せればという思いです。

前田 剛――人が幸せで、夢をかなえられる社会というのは、安心感や自分の心地よさというベースがあってこそ成り立つのではないでしょうか。僕らはそのベース作りを手伝うブランドでありたい。

前田けいこ――そうですね。これからも自然とのつながりや、人とのつながりを大切に、丁寧な生き方の心地よさを伝えていきたいです。

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