オーガニックコットン製品と布ナプキン

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「メイド・イン・アースの新しい応援の仕方」
対談ゲスト:猪尾愛隆さん、神山智衣さん(ミュージックセキュリティーズ)

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■メイド・イン・アースに投資!新しい応援のかたち

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猪尾愛隆氏。証券化事業部にて、第一次産業からIT系まで幅広く担当している。

前田剛(以下、前田): メイド・イン・アースがミュージックセキュリティーズを知ったのは、昨年5月に、情報番組を見たのがきっかけでした。そのとき、お客さまに「出資」を通じて事業を応援してもらうという方法に、メイド・イン・アースファンの方との関わり方としての新しい可能性を感じたんです。番組終了後はすぐに貴社サイト「セキュリテ」にアクセスしていました。そこで翌月に事業者と一般の人たちが交流できるイベントがあることを知って、早速参加したんですよね。猪尾取締役とはそのときに初めてお会いしましたね。

猪尾愛隆取締役(以下、猪尾。敬称略): メイド・イン・アースさんの第一印象としては、多くのファンの方々と共に事業を長く続けていらっしゃるということが強く残っています。「純オーガニックコットン100%」という独自の分野を開拓し、1995年の創業から20年近く継続しながら、オンラインショップ2店舗、実店舗を2店運営している。その情熱、姿勢が素直にかっこいいと思いました。

どんな老舗の会社も同じかもしれませんが、やりたいことにポリシーをもって挑戦すること、事業として収益を上げながら、10年、20年続けていくことは自体、並大抵ではできないのではないでしょうか。メイド・イン・アースは、オーガニックコットンの分野で19年(2014年現在)もの歴史がある。それだけ多くのファンに支えられて、そのファンを魅了されているだろうと思います。

前田: ありがとうございます。うれしいお言葉を。
メイド・イン・アースは「純オーガニックコットン100%」を掲げて、オーガニックコットン製品を企画・製造・販売しています。公的な認証機関に認証された有機栽培綿を使い、国内の協力工場に委託して、原綿だけではなく紡績や製造工程でも化学的な処理を極力おこなわず、摘んだばかりのコットンのやわらかさやしなやかさを最終製品まで伝えていく、そんなものづくりを行っています。主力製品は布ナプキンやレディス・メンズ衣類、インナー、ベビー服などで、オーガニックコットンを通じた衣食住を提案しています。

猪尾: それだけ魅力ある事業なので、ぜひマイクロ投資プラットフォーム「セキュリテ」を使っていただきたいと思いました。さらにメイド・イン・アースの方針に共感をしてくださる方々から出資金を募ることは、大きな可能性につながるはずだと。私自身も心から尊敬しています。さまざまな事業と関わっていく中で、続けることは大変なことだと実感しているからです。

猪尾氏と前田剛。熱心に言葉を交わし合った。

猪尾氏と前田剛。熱心に言葉を交わし合った。

前田: たしかに僕自身、「事業を続けてきたこと」が心の支えになっています。さらにその先に「続けること」の原動力は、やっぱりお客様の存在なんです。1995年からこれまで天然100%のオーガニックコットン市場一筋できましたが、まさに山あり谷ありの19年でした。もし、事業の目的がお金儲けだったり、自分たち家族やスタッフが生きていくためだけのものだったら、お客様の共感を得られずに途中で店を畳んでいたかもしれません。
ただ、これまでの19年間で育ってきたアイテムの中には、「これがないと困る」と言ってお客様の必需品になっているものも増えているんです。こうなると、もはやメイド・イン・アースというブランドは僕らの枠を超えた「お客様に支えられているブランド」なんですね。だから、経営者である自分たちが、そのブランドを勝手になくしてしまってはいけないと思っています。

神山: 私は、弟が子どもの頃アトピー体質だったこともあって、オーガニックコットンのことは多少は知っていました。でも実際のところ、オーガニックという概念はわかりづらくて本当のことを知っている人も少ないですよね。学校でも教えてくれないですし。

そのなかでメイド・イン・アースは、「オーガニックコットンは実はこんな風に作られているんだよ」と伝え続けている。そこに、お客様や商品への愛を感じます。

ファンにとっては「オーガニックコットンのことは、メイド・イン・アースに聞けば何でも教えてくれるし、海外の事情を知ることもできる」と人にも薦められます。グリーン電力や震災支援プロジェクト、カンボジア地雷原コットンプロジェクト「WITH PEACE」など、重要な社会的課題に対して「自分たちはこうやって社会のこととも関わっているよ」と発信している。それによって、「自分たちにもできるかもしれない」と行動に起こせる人はいると思います。

こんな風に、「純粋なオーガニックコットン100%」という市場を地道に作り続けてきたその思いの強さがファンを作り、大勢の協力者や出資者につながるのではないでしょうか。

猪尾: ファンの方にこれだけ愛されるには、やはりいろいろな魅力、秘訣あってこそだと思っています。メイド・イン・アースさんの場合、その魅力をまだ伝えきれていない部分もあると感じていまして、お互い協力しながら今のファンを大事にしつつ、発信の幅をさらに広げていけたらと思っています。メイド・イン・アースが円滑に事業を続けていくうえでも、よりよい商品を作り続けるためのチャレンジとしても、ぜひ多方面でお手伝いしたいです。

■ 新しいお金の動かし方 一口数万円から事業を育てる

メイド・イン・アース代表の前田剛。対談はミュージックセキュリティーズ本社内で行われた。

メイド・イン・アース代表の前田剛。対談はミュージックセキュリティーズ本社内で行われた。

前田: 今回の対談を機会に、メイド・イン・アースのファンの方々にミュージックセキュリティーズが運営する「マイクロ(小口)投資」について知っていただきたいと思っています。最近、クラウドファンディングのような小口投資や、かつてからある投資、寄付と何が大きく違うのでしょうか。僕自身は、マイクロ投資はお客さまをより近く感じながら長くお付き合いを続けるのに有効な方法だと感じています。

猪尾: まず、マイクロ投資の大きな特徴としては、次の3つが挙げられます。
(1)「自分が好きな会社の事業、商品を応援できる」という「自分のお金が役に立つ」実感が、出資を通して得られる
(2)金融商品として、過去の膨大なノウハウの蓄積の元に円滑に取引が進むための金融庁が定めたルール(規制)のもとに運営されていること。(3)事業や商品が出資によって成長すると、売り上げに応じてお金が戻ってくるなどです。

さらに、マイクロ投資の出資先は、基本的に各地域を担う事業者のみなさんです。たとえば、商品が地元の人たちに愛されている会社、将来残すべき貴重な技術力や商品を育てている会社、メイド・イン・アースのようにポリシーをもって本当にいいものを作り続けている会社などです。一人ひとりの「応援したい」という思いも、出資することでよりリアリティが増します。事業に一緒に参加するというイメージです。成長を見守りつつ、事業がうまくいけば投資した額がプラスで戻ってくるし、もしかしたら戻ってこないかもしれない。そういう点では同じ船に乗っているという感覚が強いと言えます。

前田: この(2)(3)のポイントは、最近知られるようになってきた「クラウドファンディング」と呼ばれる多くのサービスとは大きく異なりますね。また、メイド・イン・アースにとっては、分配金のほか、特典として、オーガニックコットン製品を出資者の方に試していただく機会につながることも魅力的です。ちなみにメイド・イン・アースの特典は、大きく2点あります。1点目は、出資してくださった方全員を対象に、インターネットショップ割引券(ファンド契約期間中の年1回使用可)を贈呈しています。2点目は、1口(3万円)あたり3,000円相当のオーガニックコットン製品をプレゼントする、というものです。

猪尾: そもそもミュージックセキュリティーズの「マイクロ投資」のかたちは、2000年の会社設立時、「生まれ育った土地で活動している個性的なミュージシャンを応援したい」という思いから始まったものです。最初は音楽のファンドからスタートしましたが、個人の方から小口(1口数万円台~)で出資を募るスタイルは当初から変わりません。その方が、応援する人と応援される人との距離感がより縮まると考えているからです。長く応援してもらうにはファンドはフェアな方法だと考えています。この分野で14年ほど事業を継続してきましたが、現在、約170社、280本以上のファンドを募集・運営させて頂いています。

前田: 出資者の方々と事業者とのコミュニティも特徴的ですよね。コミュニケーションを大事にされているのを感じます。

猪尾: 事業者の皆様には積極的に出資者の方々とコミュニケーションをとってほしいと考えています。事業者と出資者との大きな接点として、ウェブを通じたオンライン、それにオフラインでのコミュニケーション両面をもっと充実させたいと思っています。オンラインでは、出資金がどこでどう使われて、どんな成果を生み出しているのかをご報告頂くようにしています。具体的には、事業者が出資者限定の閲覧ページで定期的に報告をして頂いています。事業の経過報告、また経営的には今売り上げがどのくらいあるのか、当初立てた計画と比較して実績は上がっているかなど。出資者は、出資金に対する分配金も把握できるようになっています。

一方、リアルコミュニティでは、出資者や出資を検討されている方たち、また興味のある方などが直接経営者の方に会う場を作らせて頂いています。「セキュリテナイト」という場を設けています。お客様にとっては、事業者と直接話ができるほか、商品にもふれることができるので、よりその事業や商品を知ることができます。そのほか、もう少しやわらかい交流会、事業者さんとの懇談会や飲み会、無料セミナーなども企画・開催しています。メイド・イン・アースさんも今後、ぜひこうした場を活用していただきたいと思います。

そのほか、商品開発への参加、「1日社員体験」など会社や事業の特徴を活かしつつ、事業者と出資者の方がお互い楽しく、その機会を有効活用できるような提案を心がけています。

神山: 事業によってリターンの中身は異なりますが、「収益の一部を地元に還元したい」「ファンと一緒に育ち、自分が成長したときには恩返しをしたい」という業者さんが目立つように感じます。

一方、投資する側からすると、お金の預け先は金融機関や株式などいろいろな選択肢があるけれど、どうせなら納得いく方法でお金を活かしたいという人は多いのではないでしょうか。その結果、メイド・イン・アースさんへの出資を選んでいる。「自分の大切なお金の使い道は自分で選びたい」。そういう方がさらに増えているように感じます。

こちらの出資者層の分析データで興味深い結果が出ています。マイクロ投資の出資者は男性が多いのですが、出資をする理由について「その会社が好きだから」と答えた人が全体の約6割を占めています。次は、「商品が好き」、「プロジェクト(事業)に共感した」と続き、「利益目的の投資」と答えた人は約2%となっています。このデータからも、ミュージックセキュリティーズのマイクロ投資を選択するお客さまは、大半が事業自体に興味を持ち、応援したいという思いから出資してくださっていることがわかります。自分の意志で意味のあるところにお金をまわすという感覚でしょうか。

前田: ただお金をどこかの金融機関に預けるよりも、好きな会社、思いのあるプロジェクト、商品に応援の気持ちを込めて出資するという楽しみでしょうか。そして、気づいたらお金が増えている、という楽しみもいいですね。

■ モノを買う、その先の応援へ

証券化事業部の神山智衣氏。「身近な生活をよりよく暮らしていくための提案もメイド・イン・アースの強い魅力」と語ってくれた

証券化事業部の神山智衣氏。「身近な生活をよりよく暮らしていくための提案もメイド・イン・アースの強い魅力」と語ってくれた

猪尾: ミュージックセキュリティーズでは、設立当時から、経営者の方々が思いをもって継続されてきた事業を応援したいという気持ちに変わりはありません。また、熱い思いをもった事業者さんを応援する手段としては、投資はフェアな方法ですし、小口投資だからこそできる応援のしかたもあると考えています。

前田: メイド・イン・アースには女性のお客さまが多いのですが、みなさんから「こんなアイテムがほしい」「この商品はこうしたほうがより使いやすい」といった声をたくさんいただくんです。こんな風に、これまでもファンのみなさんにメイド・イン・アースは育てられてきたんですよね。

猪尾: たしかに、マイクロ投資でも「出資した後、どんな風に関われるか」で選んでいる方は多いようですね。先日は、「イベントに参加できるかどうかでファンドを選んでいる」という方もいました。

また、ある出資者さんに「出資をして得られたことは何ですか?」と聞いたとき、その方は「役割をもらえたこと」だとおっしゃっていました。もちろん、人それぞれ役割はありますが、自分が主体的に選んでいることが大きいようです。「自分がいいなと思った会社の役に立てることがうれしい」と。

前田: メイド・イン・アースの場合、出資者の方の役割を敢えて挙げるとすれば、まずは「オーガニックコットンのことを知っていただき、それをまず、身近な方々から伝えていただく」ことでしょうか。「僕らがオーガニックコットンをここまで追いかけるのはなぜなのか」。その理由をもっと知ってほしいし、オーガニックコットンのことを一緒に考えてほしいです。さらにもっと伝えなければならないこともたくさんあります。ファンのみなさんには、僕らが発信した情報を受け取っていただき、将来的には発信者になっていただけたらうれしいですね。

今回、マイクロ投資に挑戦した大きな理由のひとつは、オーガニックコットン100%の製品をこれまで以上に安定的に生産し続けていくためです。

メイド・イン・アースの純オーガニックコットン製品は、通常のコットン製品とは少し異なる形で工場に製造をお願いしています。例えば、一般的な工程で使う化学薬品などは極力使わない、縫製にはオーガニックコットン糸を使う、また仕上げ洗いの工程で使う合成洗剤や漂白剤をやめ、メイド・イン・アースのオリジナル液体せっけんや天然せっけんを使っていただく、など、化学的な薬剤処理をおこなわず、他の製品の製造とわけてつくってもらっています。
創業当初は少品目、少量のアイテムで発注をおこない、工場の時間が空いた時にメイド・イン・アースの純オーガニックコットン製品を製造してもらう、そのような形で対応してもらっていました。しかし、オーガニックコットンが広く社会に知れ渡るようになり、またメイド・イン・アースのファンの裾野が広がるに連れ、少量発注では生産体制が追いつかない状況になってきています。
ファンの皆さんに滞りなくメイド・イン・アース製品をお届けし、かつ工場に対しても季節ごとの一括発注をおこない生産体制を強化することができれば、メイド・イン・アースも協力工場もお客様も「三方よし」で、Win-Winの関係を築けます。それを、マイクロ投資によって応援いただきたいと考えています。

現時点で、みなさんのご期待に添えるような大きな特典等をお付けできないかもしれませんが、資金というかたちで支援してくださることで、まとまったボリュームでの製品の製造・仕入・販売が可能になります。お客様のもとめる商品をいつでも欠品することなく提供することもでき、、その先には、より品質を向上し、新製品開発など、さらに発展した何か新しいプロジェクトにつながる可能性もあると思っています。ですから、いつかは出資者の方々と直接お話ができる機会をつくりたいですね。男性にもオーガニックコットンの現状や製品を知ってほしいし、男性ならではの視点から、何かが生まれるかもしれないですよね。

猪尾: メイド・イン・アースさんは女性のファンが多いとのことですが、ミュージックセキュリティーズのマイクロ投資は、もしかしたら、子育てと似ているのかもしれません。事業や商品を育てることが実感できて、成長する喜びを事業者とわかちあうことができるという意味で、です。子育ては子どもと一緒に親が育つ感覚があると思いますが、同じように好きな商品と一緒に育つ感覚に近いと思います。

メイド・イン・アースさんがこれからもこだわり抜いたオーガニックコットン100%の製品を作り続けていただくために、僕たちも一生懸命応援します。みなさんもぜひ、一度サイトに遊びにきてください。

前田: 今回の対談を通して、メイド・イン・アースのファンや、ミュージックセキュリティーズのコミュニティの方に、改めてマイクロ投資という、もう一歩踏み出した応援のかたちを知ってもらえたらうれしいですね。お客さまが商品を気に入って買ってくださるときは、たいてい自分たちの取り組みに共感してくださることが多いのですが、次につなげるためのチャレンジとして、マイクロ投資でも応援してくださるとありがたいです。

ミュージックセキュリティーズ株式会社
2000年創設。才能あるミュージシャン発掘のための音楽ファンドをスタートさせた後、2009年、マイクロ投資プラットホームサイト「セキュリテ」を開設。匿名組合出資型の小口投資という個人投資家のための新しい市場を開拓、事業者に対して自由に小口投資をする金融商品で新風を巻き起こした。2011年より被災地の事業者の再建・雇用回復を応援する「セキュリテ被災地応援ファンド」を展開中。セキュリテでは現在、全国から約170事業者、ファンド本数280本以上を管理している(2014年6月末日時点)

「セキュリテ」ホームページ
http://www.securite.jp/

 

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「セキュリテ」メイド・イン・アースの紹介ページ

http://www.musicsecurities.com/communityfund/details.php?st=a&fid=444
元本毀損などのリスク、契約期間中に転売出来ないなどの留意点、取扱手数料などがありますので、匿名組合契約説明書・契約書を熟読の上、お申込み下さい。
本ファンドの取扱・運営は、ミュージックセキュリティーズ株式会社(以下MS社、第二種金融商品取引業者 関東財務局長(金商)1791号)に委託しているため、申込み手続きは、MS社にて行われます。