オーガニックコットンの条件

「オーガニックコットン」と呼ばれるための条件とは?
一般的なコットンと何が違うのでしょうか。

「オーガニックコットン」と呼ばれるための条件とは?
一般的なコットンと何が違うのでしょうか。

「オーガニックコットン」と呼ばれるための条件とは?

そもそも、オーガニックコットンとはどのように栽培されるものなのでしょうか。
「オーガニックコットン」と表示できるものには5つの条件があります。

  1. 3年以上、化学農薬・化学肥料が使われていない土壌で栽培されること。
  2. 遺伝子組み換えの種ではなく、化学農薬や化学肥料などを用いず、有機肥料のみで栽培されたコットンであること。
  3. 労働の基準として、児童労働が行われていないこと。
  4. フェアトレードで取り引きされていること。
  5. 1〜4の条件を満たしていることを第三者認証機関が認証すること。

一方、一般的な(オーガニックではない)コットンは、病害虫に強いとされる遺伝子組み換え種子や発芽促進剤を使った種子が使用されます。発芽効率を上げるため、土や種には化学肥料、防カビ剤、殺虫剤が使われ、また、畑にも除草剤を散布したり、農薬をまいて雑草の発芽を防ぐため、多くの農薬や化学肥料が使われているのが現状です。

また、収穫の時期は、葉っぱのゴミがコットンに付着するのを防ぎ、一度に効率よく収穫するために、落葉剤で葉を枯らします。地域によっては落葉剤を飛行機で大規模に空中散布するところもあり、周りの環境に影響する被害も出ているのです。 これらの問題を解決するためにも、私たちが1〜5の条件を満たす「オーガニックコットン」を選んでいくことが大切です。オーガニックコットンが、化学農薬や化学肥料で栽培されたコットンでは味わうことのできない「コットン本来の優しさ」を感じることができるのは、栽培方法の違いからも納得できます。

しかし有機栽培でつくられるオーガニックコットンの総収穫量は、全世界で約10万9826トン(2012-2013年度)と全体のコットン生産数の割合で言えば小さな数字。特にここ数年は、種の問題や天候の変化、世界情勢の問題などで生産量がより減少してしまっています。それでも近年、スポーツブランドやアパレルブランドなどの大企業が環境・社会貢献の観点から製品の一部にオーガニックコットンを使うようになり、市場は拡大しており、2012年から2013年にかけては30%も伸びてきました。

シーツやタオル、普段から着ているTシャツや下着、赤ちゃんの肌着など、私たちの生活にコットンは欠かせないもの。だからこそ、毎日の暮らしにオーガニックコットンでつくられた製品を選ぶことは、生産者の支援、そして、美しい地球を守ることにもつながるのです。