メイド・イン・アースは被災地の復興と日本の再生に向け全力を尽くします。

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東北関東大震災で被災された方に、心からお見舞いを申し上げます。
2011年3月11日。この日は近代日本の歴史上、大きな転換点になるはずです。岩手県、宮城県、福島県を中心に多くの方々が被災され、首都圏では停電による経済への打撃と公共交通機関の混乱、そして福島第一原子力発電所の事故の影響が長期化……と、あまりに大きな出来事に多くの人が不安と葛藤を抱え、先行き不透明な未来に心を痛めています。
未曾有の震災を機にメイド・イン・アースでは、事業の今後、復興支援について真剣に考え、行動に移してきました。今、メイド・イン・アースが考えていることをお伝えします。

●「3.11」以降の時間。事業と家族を見つめた日々。

3月11日14時46分。メイド・イン・アース本社がある東京・自由が丘でも大きな揺れを感じました。ホームルーム自由が丘店では絵を飾っていた額が落ちて割れた程度の被害で済みましたが、電車が止まったことで帰宅困難になり、代表・前田の自宅で一夜を明かしたスタッフもいました。

次々と明らかになる被害の甚大さに誰もが胸を痛め、無力感を覚えるとともに、福島第一原子力発電所の緊急事態に目が離せず、強い不安と緊張状態にあった震災翌週。店舗の時短営業や臨時休業の間、メイド・イン・アースではスタッフに「小さな子どもや家族など、守るべき存在を優先して」と伝え、自主出勤の態勢で事業を継続しました。集まれるメンバーで被災地へ送るオーガニックコットンのタオルや肌着、布ナプキンなどの支援物資の仕分けを行いました。

震災翌々週、21日には数日間臨時休業していたコピス吉祥寺店を思い切って開けました。休んでいる間もお客様が足を運んでくださっていたこと、震災を機に布ナプキンを使ってみたいと感じている方、自分の子どもには布おむつを使い紙おむつはすべて被災地に送ったという方が少なからずいたこと。「私たちにはやるべきことがある。改めてそれに気づかされました。お店を開けてお客様と直接お話をして、かえって元気をいただいた」と、メイド・イン・アースの前田けいこは話します。

22日からは、直営店舗は18時までの時短ながら営業を続けています。インターネットの楽天市場店は通常営業。いずれも売り上げの一部を東北関東大震災の復興支援に寄付していきます。

●被災地の赤ちゃんとお母さんへの継続的な支援を決意。

メイド・イン・アースが被災地のためにできることは何か、とスタッフたちが考えたのは、オーガニックコットンの温もりを被災地に届けること。家が壊れ、あるいは流され、住むところも思い出の品々も生活の道具も失った方々に、少しでも気持ちよさ、やわらかさ、そして癒しを届けたい、と……。

誰に、どんな支援物資を、どのようにして届けるのか。メイド・イン・アースで力を入れているアイテムでもある、赤ちゃん用の布おむつ、女性用の布ナプキンを中心に、女性用肌着や赤ちゃん肌着など、被災地で心細い思いをしている赤ちゃんとそのお母さんに向けて支援を行うことにしました。メイド・イン・アースも参加している「布ナプキン協会」の参加メーカー数社で布ナプキンを集め、途上国の女性と妊産婦の命を救う活動を行っている「国際協力NGOジョイセフ(JOICFP)」と、社団法人日本助産師会の協力により、被災地にお住まいの開業助産師さんを通じて、地域のお母さんと赤ちゃんに布ナプキン、布おむつ、肌着などをお送りしました。

現地はまだ水道が復旧していないところも多いため、送るオーガニックコットンは予め洗濯をしました。メイド・イン・アースのオーガニックコットン製品は、オーガニックコットンが本来含む油分が残っているため、最初に洗う必要があります。必要な時にすぐに使っていただけるように……との思いを込めて、1枚1枚、メイド・イン・アースの液体せっけんで洗って、干しました。ジョイセフによると送付先は助産院になるので比較的優先的に水を使える環境にあるので、布ナプキンは喜ばれるだろうとのこと。現地では使い捨てナプキンや使い捨ておむつを捨てる場所に困っているそうで、洗って繰り返し使える布ナプキンは歓迎されるだろうという言葉に背中を押されました。

布ナプキンでも、水がなくて洗えない場合は使い捨ててもいいのです。万が一燃やすことになっても、使い捨てナプキンと異なり、石油製品由来の化学物質が発生する心配もありません。使い捨ての生理用ナプキンがないことで処理に困る時にこそ、布を使い捨ててもいい、洗って繰り返し使うことのできる布ナプキンという選択肢をお伝えできれば、とも考えました。

●アースデイ支援アクションと提携

メイド・イン・アース代表の前田剛も理事として運営に携わっている「アースデイ東京」。今年も、日本最大級の動員数が見込まれる野外環境イベント「アースデイ東京2011」が4月23日(土)、24日(日)に開催されます。震災を受けて掲げたテーマが「ふんばれ日本、変わらなきゃ未来」。過剰に使った電気や消費行動を見直し新しい社会をつくるための提案をしていきます。アースデイ東京では「アースデイ震災支援アクション」として、アースデイ義援金など一般の方々を巻き込んでの広範な被災地支援活動を展開します。メイド・イン・アースでは、店舗に「アースデイ義援金」を設置し、今後も継続的にお客様へ支援を呼びかけていきます。

カンボジア現地代表のラスメイさん

また、3月20日には、メイド・イン・アースが協力している「NPO法人地雷原を綿畑に!Nature Saves Cambodia!」を通し、カンボジアの地雷原でオーガニックコットン製品をつくってくれる仲間たちから、日本の赤十字社とNHKの共同募金に8万円もの義援金が送られました。カンボジアでの8万円は、貧困層の13家庭の1カ月分の生活費に相当します。現地代表のラスメイさんからは、お悔やみとお祝いの言葉とともに、カンボジアからの祈りを届けてもらいました。「現地の人たちは自分たちの生活もままならないのに……このような大金とともに気持ちを届けてくれたことに感激した」と、メイド・イン・アース代表の前田剛は目を潤ませました。

震災直後は支援物資や義援金が集まりやすいものの、時を経過するに連れて支援も途切れやすくなることから、メイド・イン・アースではネットワークを生かしながら、継続的に被災地への物心両面での支援を続けていきます。今後も、ホームページなどで随時支援状況をお伝えしていきます。
また、メイド・イン・アースの協力工場や取り扱い店舗の中で被災した方々とも連絡をとりながら、具体的な支援や協力の道を探っていきたいと考えます。

●これまで通り、これまで以上に。

今後も電力不足や原発事故の影響が懸念されるなか、企業の事業活動への影響も大きくなることが考えられます。これまで通りの大量生産・大量消費を前提とした経済成長を今後も続けていくことは難しいでしょう。今こそ、持続可能な未来に向け社会全体がシフトしていくことが求められます。

震災は、メイド・イン・アースがなすべきこと、事業について、改めて考え直す大きなきっかけになりました。代表・前田剛は次のように語ります。

「メイド・イン・アースの原点に、子どもの笑顔をつくりたい、という思いがあります。オーガニックコットンを追求し、そのよさを伝えていくことは、地球環境への負荷を軽減し、生産者やつくり手の生活をよくすること、そして使う人への心地よさや安心とつながっています。私たちはこれまで通りの事業活動を行うことと、持続可能な社会に日本全体がシフトしていくために、これまで以上にエネルギーの使い方、つくられ方に関心を持って、エネルギーを選べるような社会にしていきたいと考えます。

今回の震災では、多くの犠牲者や被災者の方、そして原発事故で苦難を余儀なくされている方々、今後放射性物質とともに暮らしていく私たち日本人……あまりに大きな代償を払いました。常に、被災された方々のことを傍らに感じながら、復興支援、そして事業活動を行っていきます」

被災地への継続的な復興支援と、日本社会の再生。たいへんな課題ですが、今こそ日本全体が変わる最大のチャンスと言えます。「最善な社会になっていくというイメージを持ちながら仕事をしていく」と、前田けいこは決意を語ります。

ウェブマガジンでは、メイド・イン・アースが目指す社会、ビジョンを、これまで以上に、ていねいに、お伝えしていきます。

(文・メイド・イン・アース@PRESS キタハラマドカ)