メイド・イン・アースの
和綿の種ひろがるプロジェクト「HOME GROWN」とは?
「和綿の種ひろがるプロジェクト HOME GROWN」は、メイド・イン・アースが2003年より始めた、日本の在来の和綿の種を栽培し広めてゆくプロジェクトのことです。
私たちは、1995年に純オーガニックコットン専門のブランド「メイド・イン・アース」を立ち上げました。立ち上げたきっかけは、一般的なコットンの栽培には、多くの農薬や化学肥料、枯葉剤などが使われていること知りショックを受けたことでした。オーガニックコットンの栽培の誠実さやメイド・イン・アース独自の最終製品加工までノンケミカルにこだわるものづくりをすることで、天然の心地よさを伝えてゆくことを大切にしてきました。
そして、メイド・イン・アースのスタートから数年後に、鴨川和棉農園の田畑健さんと出会い、日本にも在来種のコットン(和綿)が盛んに栽培されていたことを知りました。日本の気候風土にあった和綿は、産業革命の流れで消えてしまったことを知り、なんとか和綿栽培を復活させてゆきたい気持ちが私たちの中に強く生まれました。そこで、和綿の種を広げなから、栽培の楽しさや意義をみんなで実感することを目的に、「和綿の種ひろがるプロジェクト “HOME GROWN”」を立ち上げました。
2021年度の参加の皆様
参加団体数:226団体(個人含む) ※うち学校・教育関係は24校
総参加者数:2201名
2022年度の参加の皆様
参加団体数:348団体(個人含む) ※うち学校・教育関係は26校
総参加者数:2128名
■プロジェクトの目的
- タネを守る・・・絶えつつある貴重な国産在来種コットンのタネを次世代へと受け継ぐ。
- 栽培を楽しむ・・・自宅や学校、店先など、個人から団体で手軽にワタ栽培を楽しむ。
- 自給自足・地産地消を学ぶ・・・自ら繊維の原料を栽培することで衣食住の「衣」を知る。
- ワタから糸にふれる・・・ワークショップを通してワタから糸になるまでの工程を体験する。
- モノづくりを体感する・・・収穫したワタでのモノづくり体験から生産から消費までを学ぶ。
■プロジェクト参加について
- 参加は、和綿に興味を感じている方
- 和綿の種でのみ栽培をおこなう(当プロジェクトでは外国産の種はNG)
- 無農薬、有機栽培方法でおこなう(農薬や化学肥料、除草剤等の化学薬剤使用はNG)
- 環境的に栽培はできないけれど、応援したい方のご参加もOKです。
■プロジェクト参加方法
- 和綿プロジェクトのページよりお申し込みいただきます。
https://www.made-in-earth.co.jp/special/24537/
- 和綿の種は、メイド・イン・アースのオンラインショップページよりご購入いただきます。
https://madeinearth-store.jp/c/gr519/w-tane-001
- メイド・イン・アース自由が丘店でも、和綿の種を販売しています。
〒158-0083東京都世田谷区奥沢7-3-10 T-STYLE自由が丘1F
(定休日:なし、年末年始休み 12:00~18:00、050-5357-9016)
■自由参加のコットン勉強会&ワークショップについて
- 定期的に勉強会やワークショップなどを開催予定。
テーマ:和綿について、オーガニックコットンについて、糸紡ぎ、エシカル、SDGsについて
※個別の勉強会、出張授業、ワークショップ等については別途承ります。
■和綿Tシャツをつくってみんなで着よう!企画!
(自由参加・有償)
参加者さんが栽培・収穫した和綿を使って、Tシャツを作って着よう!という企画。
「衣」の自給自足体験を楽しんでゆきます。
和綿×オーガックコットンで糸を紡績し、Tシャツを作成。(紡績・縫製は工場で製作)
自分たちで育てたコットンが衣類になることの喜び、自給自足へつながる体験を楽しみます。
※ちなみに、和綿だけでTシャツを作った場合(実際には難しいですが)、1枚当り200gとして コットンボール約400個(1株10個とすると40本の株)ほどの量が必要です。
■企画主催の純オーガニックコットン専門ブランドの
「メイド・イン・アース」について
「メイド・イン・アース」は「100%地球製」をコンセプトに1995年、純オーガニックコットン製品の専門ブランドとして誕生。アウター、インナー、バスアイテム、寝具、ベビー、布ナプキン、天然せっけん等のアイテムを通し、純オーガニックなライフスタイルを提案しています。
コットンの栽培には、化学肥料や化学農薬、殺虫剤、落葉剤などのさまざまな化学薬剤が使用され、製品に加工する段階でも多くの化学加工処理が施されていることに衝撃を受け、以来27年以上、環境や生産者、消費者など、安心できるモノづくりを貫いている。そして、2003年からは、明治時代を境に絶えつつある和綿に取り組み、栽培や糸紡ぎ、製品づくりを始め、子供から大人までワタに親しんでもらいながらえる、地産地消やコットン栽培の環境への影響など学び場にもなる「和綿の種ひろがるプロジェクト “HOME GROWN”」を展開しています。