メイド・イン・アースの
和綿の種ひろがるプロジェクト「HOME GROWN」

1995年より純オーガニックコットンの専門ブランド「メイド・イン・アース」は、海外で栽培した有機認証されたオーガニックコットンを素材とする製品づくりを専門にしてきた中で、「日本のコットンの自給率はゼロである」という事実を知り大きな危機感をもちました。

そこで、和綿栽培の復活の重要性を強く感じ、2003年に日本の在来の和綿の栽培普及を目的とする「和綿の種ひろがるプロジェクトHOME GROWN」を立ち上げました。当初はオフィスの栽培から始まり、現在では、千葉県の旧三芳村の畑に拡大して、和綿栽培をしてます。そして、更に和綿栽培を広めてゆくために、2021年より本格的に全国への呼びかけをスタートさせ、学校教育での栽培活動や日本全国各地で和綿栽培をする方々が毎年どんどん増えて、昨年は3000名以上の参加者の方々に、和綿栽培を楽しんでいただくことができました。

「食」のために、野菜を栽培するように、「衣」のために、ワタを栽培する醍醐味をぜひ味わってみませんか?

 

■プロジェクトレポート



和綿の種ひろがるプロジェクト2024
参加お申込みはこちらから
▼▼▼

https://forms.gle/1WbaWMp5xfuLH 3J17




■和綿の種ひろがるプロジェクトHOME GROWNの概要

メイド・イン・アースがプロジェクトを始めたきっかけ

純オーガニックコットンの専門ブランド「メイド・イン・アース」誕生の1995年から5年後の2000年に、千葉県にある鴨川和棉農園の田畑健氏との運命的な出会いから「和綿(和棉)」の存在を知りました。現在日本での商業的な綿の栽培は、歴史的背景やニーズの変化によって、ゼロになっています。ですが、明治以前までは日本でも綿の栽培が盛んに行われていた事実に、昔を取り戻して日本の綿の文化を取り戻したいと考えるようになり、田畑氏が守ってきた和綿のタネを使って、多くの方々に栽培の楽しさをお届けするプロジェクトを始めました。

 

ここ3年間のプロジェクト参加者人数
(個人・教育機関・NPO・NGO法人・地域グループ・その他・企業・店舗)
※詳細は各年度のプロジェクトレポートに記載

◯2021年 総参加者数:2201名(226団体)
◯2022年 総参加者数:2128名(348団体)
◯2023年 総参加者数:3762名(476団体)

 

■プロジェクトの目的は…

・タネを守る…絶えつつある貴重な国産在来種コットンのタネを次世代へと受け継ぐために、栽培と収穫を継続してゆく必要があります。

・栽培を楽しむ…可愛い花が咲き、ふわふわのワタがなり、収穫するという、コットンの栽培の醍醐味を、日本全国(一部の地域は栽培が難しい)の方々に楽しんでいただきます。

・自給自足・地産地消を学ぶ…自ら繊維の原料を栽培することで衣食住の「衣」への興味を膨らまします。

・ワタから糸にふれる…ワタを使ったワークショップを通して、ワタから糸になるまでの工程を体験します。

・モノづくりを体感する…収穫したワタでのモノづくり体験から生産から消費までのエシカル消費を体感していただきます。

「和綿Tシャツをみんなで着よう!」

 

和綿×オーガックコットンで糸を紡績し、Tシャツを作成。(紡績・縫製は工場で製作)自分たちで育てたコットンが衣類になることの喜び、自給自足へつながる体験を楽しみます。

※和綿だけでTシャツを作った場合(実際には難しいですが)、1枚当り200gとして コットンボール約400個(1株10個とすると40本の株)ほどの量を使います。

 

■プロジェクト参加にすると…

・和綿栽培体験することで成長を楽しめます
(種まきから発芽、花、コットンボール、綿の収穫)

・プロジェクトに参加している方々との繋がりができます。
(フェイスブックグループで栽培状況の共有)

・自分自身で育てたワタが入ったTシャツを着る喜びを体験できます。
(Tシャツは有償です)

・日本の綿文化を次の世代に繋げてゆく架け橋の一員となれます。

 

▼ご参加の際は下記に関してがお約束になります。

・プロジェクトの趣旨に賛同し、和綿の栽培に興味を感じる方
・栽培は、和綿の種のみでおこなう(海外産のタネはNGです)
※メイド・イン・アースで販売中
・無農薬、有機栽培方法でおこなう(農薬や化学肥料の使用はNG)
・環境的に栽培はできないけれど、応援したい方のご参加もOKです。

 

■プロジェクト参加方法は…

▼「和綿プロジェクト2024」のページよりお申し込みいただきます。
https://www.made-in-earth.co.jp/special/28131/

▼お申込みフォームはこちら。
https://forms.gle/1WbaWMp5xfuLH3J17

▼和綿の種の購入はメイド・イン・アースのオンラインショップページへ。
https://madeinearth-store.jp/c/gr519/w-tane-001
※メイド・イン・アース自由が丘店でも、和綿の種を販売しています。

〒158-0083東京都世田谷区奥沢7-3-10 T-STYLE自由が丘1F
(定休日:なし、年末年始休み 12:00~18:00、050-5357-9016)

 

■自由参加のコットン勉強会&ワークショップも開催

定期的に勉強会やワークショップなどを開催予定。

テーマ:和綿について、オーガニックコットンについて、糸紡ぎ、エシカル、SDGsについて
※個別の勉強会、出張授業、ワークショップ等については別途承ります。


■学校・団体・企業への出張授業も行なっています。

和綿栽培のワークショップ、織の講座からオーガニックコットンのお話、エシカル消費、SDGsのお話などの出張授業もしています。

 

■資料

和綿が衰退した理由

現在日本では、衣類などに使用される綿素材の原料をすべて海外に頼っていますが、明治以前は綿畑の風景が日本でも各地で見られていました。和棉(綿)は、799年(延暦18年)に、三河(現在の愛知県西尾市)の地に漂着した崑崙人(インド人)と名乗る青年によって、初めて日本にもたらされました。ただ、その時のタネは日本の地に定着することがなく、その後(1500年代初頭)、再び大陸から渡ってきたタネが各地に広がり、各地の気候風土にあった在来種となりました。当時は、身分の高い人は絹をまとっていましたが、一般庶民は麻や葛、楮(こうぞ)等の樹皮を繊維として使っていました。それらで作った衣服では冬の寒さを凌ぐには不十分だったため、綿はとても重宝がられ以降、衣服のための主要な繊維となっていきました。その後、近代的機械化(紡績機などの導入)により、綿の栽培は明治の中頃に全盛期を迎えましたが、大規模工場・機械化により国産綿では供給が追いつかなくなり、徐々に外国からの輸入綿への依存が大きくなってきました。そして、明治29年に輸入綿花にかけられていた輸入関税が撤廃されたことで、完全な衰退へと向かいました。

 

■企画主催の純オーガニックコットン専門ブランドの
「メイド・イン・アース」について

「メイド・イン・アース」は「100%地球製」をコンセプトに1995年、純オーガニックコットン製品の専門ブランドとして誕生。アウター、インナー、バスアイテム、寝具、ベビー、布ナプキン、天然せっけん等のアイテムを通し、純オーガニックなライフスタイルを提案しています。

コットンの栽培には、化学肥料や化学農薬、殺虫剤、落葉剤などのさまざまな化学薬剤が使用され、製品に加工する段階でも多くの化学加工処理が施されていることに衝撃を受け、以来27年以上、環境や生産者、消費者など、安心できるモノづくりを貫いている。そして、2003年からは、明治時代を境に絶えつつある和綿に取り組み、栽培や糸紡ぎ、製品づくりを始め、子供から大人までワタに親しんでもらいながらえる、地産地消やコットン栽培の環境への影響など学び場にもなる「和綿の種ひろがるプロジェクト “HOME GROWN”」を展開しています。

 

■本件に関する報道関係者からのお問合せ先

メイド・イン・アース/(株)チーム・オースリー
TEL:050-5357-9015
Email:homegrown@made-in-earth.co.jp
広報担当:前田けいこ(ブランドマネージャー)