東北コットンプロジェクトについて

(追記) 下記の2012年1月6日の投稿の後、メイド・イン・アースは、東北コットンプロジェクトを2012年2月21日付で退会させていただきました。 退会理由などの詳細はこちらに記載しておりますので、ぜひ一度お読みいただき […]

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(追記)
下記の2012年1月6日の投稿の後、メイド・イン・アースは、東北コットンプロジェクトを2012年2月21日付で退会させていただきました。
退会理由などの詳細はこちらに記載しておりますので、ぜひ一度お読みいただき、私どもの見解をご理解いただければ幸いです。
●東北コットンプロジェクト退会について

http://www.made-in-earth.co.jp/news/press/307/

 

 

東北コットンプロジェクト」をご存知ですか? 東日本大震災の津波被害で稲作ができなくなった農地にコットンを植え、被災地の生産者が農業を再開できるように支援する取り組みが、被災地の農家の方と、紡績・アパレルメーカーなどの企業・団体の間で進んでいます。私たちメイド・イン・アースはこのプロジェクトに参加し、被災地の農家の方々が一日も早く、生きる希望と生業、そして笑顔を取り戻してくださるよう、支援していきたいと考えています。

 

●塩害を受けた農地を、コットンが再生できる可能性

 

111104cotton01.jpg東北コットンプロジェクトは、東日本被災地による津波被害を受け、塩害で稲作や畑作ができなくなった農地にコットンを植え、収穫したコットンを国内で紡績、綿製品を製造・販売することで、被災地の農家の方々が稲作を再開できるよう支援するとともに、国産綿花の栽培と復活を目指すことで、被災地の復興をサポートすることを目的に設立した任意団体です。現在参加しているチームのメンバーは40社・団体を越え、日々、賛同者が増えています。いずれも東北の復興に対して熱い気持ちを持った方々が、それぞれの専門性を生かして復興支援をしたいと考え、活動をしています。

3月11日の東日本大震災で、岩手県、宮城県、福島県の沿岸部が大津波に襲われ、多くの農地が海水に浸されて土壌の塩分濃度が上がってしまいました。道路が寸断されたり排水施設が破壊されたことから、田んぼから塩分を抜くための除塩作業ができず、今年の作付けを断念した農家がたくさんあります。

そんな被災農家の方々の一筋の光になり得るのが、コットン栽培による除塩です。コットンには耐塩性が高いという特性があります。塩害に遭った田んぼにコットンを植えることで除塩し、稲作再開の後押しをできないだろうか。また、稲作からコットンへの転作で、日本でほぼ途絶えてしまった綿花の栽培を復活させ、もしかしたら東北地方で新たな綿産業がおこるという夢を、被災農家の方々に抱いていただけるかもしれない……。東北コットンプロジェクトはまだスタートしたばかりですが、その活動には様々な可能性が秘められています。

2011年度は、宮城県仙台市の荒浜地区で1.2ヘクタール、名取市で0.4ヘクタールの田んぼでコットンが植えられました。11月26日には荒浜の田んぼで初めての収穫祭が開催されます。

収穫したコットンは参加企業で全量、適正な価格で買い取り、東北コットンを使った商品の企画・製造・販売までを一貫して行うことで、東北コットンをブランド化し、消費者の方々にも東北の農地の復興支援をしてもらえるような仕組みづくりを目指しています。東北コットンプロジェクトでは、来年度以降、被災地で栽培されたコットンを使った製品に「東北コットン」のブランドタグをつけ、被災地復興支援という付加価値とともに製品の販売を行っていく予定です。

 

●オーガニックによる被災地の再生の可能性

 

111104cotton02.jpg日本の綿花の自給率は0%。いわゆる綿産業はすでに衰退し、日本の農業における綿花栽培の伝統や知恵は、ほぼ途絶えてしまったといっても過言ではありません。東北コットンプロジェクトでは、種の提供や栽培の技術指導なども含めたコットン栽培のノウハウを東北の農家さんにお伝えすることも活動の一つに掲げています。

私たちメイド・イン・アースが東北コットンプロジェクトに参加することで、第一に東北地方の被災農家の方々の自立支援を継続的に行っていくとともに、東北地方でのコットン栽培に「オーガニック」という選択肢を提供したいと考えています。

オーガニックコットンの栽培では、化学農薬や化学肥料、遺伝子組み換え種子を使わず、環境に調和した農法を実践します。世界を見渡すと、オーガニックコットンの需要は急激に増えており、環境破壊や農薬などによる健康被害を伴わず、未来世代へ美しい地球を残すという付加価値が多くの企業に認められてきています。有機農業への意欲のある農家さんと私たちが直接的に関わりをもちながら、オーガニックであることの価値を共有し、末永く支援をしていきたいと考えています。

メイド・イン・アースが東北コットンプロジェクトの活動を知ったのは、今年の8月のことです。世界のオーガニックコットン栽培農家の方々にふれ、環境と経済が好循環していく有機農業の可能性を日々感じている私たち。東北地方の農家の方々にその意義を伝えてゆきたい。そして、被災農家の方と手を携えながら、「オーガニックな復興」への長い道のりをともに歩んでゆきたいと思っています。

 

●放射性物質を含む可能性のあるコットンの取り扱いについて

 

111104cotton03.jpg東日本大震災の被災地である東北地方は、福島第一原子力発電所の事故の影響が心配されている地域でもあります。被災地の方々は、地震や津波の被害に加え、放射能汚染の不安にさらされるという、たいへん厳しい状況のなかで、生きる活路を模索しています。それと同時に、東北地方の農産物を購入することに不安を抱く消費者の方々が多いことも、私たちは承知しています。メイド・イン・アースのお客様には、妊婦さんや小さなお子さんがいる方も多く、食べるものの選択に日々悩んでいることを身にしみて感じていますし、身につけるものを提供する企業である以上、誠実に、ていねいに、取り組みをお伝えしていかなければと考えています。

メイド・イン・アースでは、環境に配慮した生産方法で、製造工程でも化学的な薬品を使わずに、オーガニックコットンのやさしい風合いを保つ製品をお客様に提供することに誇りを持って取り組んでいます。肌が敏感な方や妊婦さん、赤ちゃんなど、どんな方にでも安心してお使いいただくために、心をこめて、製品づくりをしております。メイド・イン・アースで使うオーガニックコットン製品に関しては、公的な認証を受けた海外のオーガニックコットンを100%使用しております。「WITH PEACE」や和綿などのコラボ商品については、化学農薬や化学肥料を使わない生産者と直接取引をし、独自のブランドを立ち上げることで、一般のオーガニックコットン製品との差別化を図っています。

メイド・イン・アースでは、放射性物質を含む可能性のあるコットンの取り扱いについては、慎重に検討し、企画・製造・販売を行って参ります。東北コットンプロジェクトで提供されるコットンについては、放射性物質の検査を行うことが前提となっており、メイド・イン・アースでは放射性物質を含むコットンを使うことはいたしません。また、放射性物質を含んでいなくても、東北コットンプロジェクトの製品については、タグなどで明記をし、お客様にわかるようにご提供いたします。放射性物質に限らず、農薬や化学肥料を使ったコットンが使われる場合も同様に、通常扱うメイド・イン・アースのオーガニックコットン製品と区別してご提供します。

 

私たちメイド・イン・アースでは東日本大震災後、アースデイ東京タワーボランティアセンターの被災地支援活動に参加したり、宮城県内の協力工場を訪ねるなどして、被災後の東北地方に足を運んでいます。テレビや新聞などで繰り返し報道されていますが、町が、住宅が、田畑があった場所が大津波に飲まれ、跡形もないほどに破壊され、そこにあるのは瓦礫の山という、いまだ経験したことのない惨状に言葉もありませんでした。東北の復興には長い時間がかかる。だからこそ、決して東北のことを忘れず、私たちのできる支援を長く続けていこうと考えております。そして、私たちが見聞きしたこと、コットンを通じてできる支援について、より多くの方にお伝えしていきたいと思っております。何より、被災地の方々が一日も早く生業を取り戻し、笑顔が戻ることを祈って……。

 

 

東北コットンプロジェクト 公式サイト

http://www.tohokucotton.com/

 

 

 

 

 

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