布ナプが女性の体と生理を変える?!

女性の体が敏感になる生理の時期に、最もデリケートな部分にふれるアイテム・生理用ナプキン。だからこそ、肌触りがよく、ふかふかで心地いいオーガニックコットンの布ナプキンを届けたい。メイド・イン・アースがなぜ布ナプキンをつくっ […]

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女性の体が敏感になる生理の時期に、最もデリケートな部分にふれるアイテム・生理用ナプキン。だからこそ、肌触りがよく、ふかふかで心地いいオーガニックコットンの布ナプキンを届けたい。メイド・イン・アースがなぜ布ナプキンをつくったのか、それがどんな風に広まっていったのか……。布ナプ開発物語をお届けします。


●40年間、お待たせしました。1999年、布ナプキンの登場

nunonapu_05.jpgメイド・イン・アースが布ナプキンを発売したのは、1999年のことです。「使い捨てナプキンが市場に登場して約40年。使い捨てナプキンによる肌ストレスや不快感に悩まされてきた女性にとって布ナプキンは、待望の商品だったのではないでしょうか」と、メイド・イン・アース開発担当の前田けいこは話します。今やすっかり自然派の女性の定番アイテムになった布ナプキンですが、開発当時はメイド・イン・アースのスタッフですらその存在を知りませんでした。

きっかけは「布ナプキン、ありますか?」という一本の電話。応対をした前田けいこは、「それが生理用ナプキンとは思いもよらず、最初は食事用のナプキンのことかしら、と思ったくらいで」と当時を振り返ります。オーガニックコットン製品をつくっている当の本人ですら、「生理中には高分子吸収体の使い捨てナプキンを使うのが当たり前という感覚でした。夏場にムレたり、においに不快感を覚えることがあっても、仕方がない」と。

そんなある日、たまたま出展したイベントで売られていた輸入品のネル生地の布ナプキンを見つけておそるおそる試してみたところ、「これが、予想以上に気持ちがよくて。意外ともれないのできっとニーズはあるはず」と直感したといいます。さっそく、試作に没頭する日々が始まりました。

●タオル生地とシーツ生地を重ねて吸収力をアップ

布ナプキンをつくる時に最初にぶつかった壁は、オーガニックコットンのふんわりした風合いを生かしながら、いかに経血の吸収力を高めていくかということ。トレーナーや起毛、厚手の生地は思い通りにふかふかにならず、イマイチやわらかさに欠けてしまいます。

nn-inside.jpg ある日、机の上に置いてあったタオル生地とベビー用シーツのハギレが目にとまりました。何気なくそれを重ねてみると、イメージ通りのふかふか感。「これだ!」。タオル生地を幾層にも重ね合わせ、平織りの生地でそれをくるんでみると、経血をしっかり吸収してくれます。同様のパッドも開発し、ホルダーにパッドを重ねるというスタイルをとれば、多い日も安心では……。試してみると、納得の出来です。あえて防水シートは用いず、オーガニックコットン100%にこだわるのがメイド・イン・アース流。オーガニックコットンの能力を最大限に生かしたつくりで、1999年、ついに布ナプキンがデビューしたのです。

その後、パッドが落ちないようポケットをつけたり、金属アレルギーの方でも安心して使ってもらえるようスナップをプラスチックに替えたり小さいサイズ夜用三つ折り布ナプキン軽い日やおりもの用のリトル布ナプキンお試しセットなど、アイテム数も順調に増えて、今では布ナプキンはメイド・イン・アースの看板商品になりました。大切に洗って使えば何年でも使え、よれない、へたらない、使うほどに肌になじんでくると評判です。

●使い捨てナプキンと布ナプキン、何が違うの?

nunonapu_01.jpg 市販の使い捨てナプキンは、吸収体に綿状パルプや高吸収ポリマーを用い、ポリエチレンフィルム、ラミネート、不織布でモレを防ぎ、表面は不織布、ポリエチレン開孔フィルムなどで覆っています。何でできているのかを調べると、「紙」や「綿」ではなくて、ほとんどが「石油化学製品」でできていることがわかります。

「多い日でも安心」「モレない、ムレない」ことが優先されるあまり、生理中の体がとても敏感な時期に、女性の大切な体の器官が石油化学製品にふれ続ける……これは、どう考えても不自然なことです。
メイド・イン・アースで布ナプキンを販売して以降、愛用者から「生理痛が軽くなった」「経血の量が減った」「においが気にならなくなった」「肌ストレスを感じなくなった」などという声が多数寄せられています。布ナプキンと女性の体調や健康との関係性、その検証は今スタッフの最大の関心事です。

しかも、経血を受け止めるのはオーガニックコットンのやさしさと包容力です。オーガニックコットンの布ナプキンを使うことで、それまでストレスでしかなかった生理が気持ちいい、うれしいとすら感じる女性たち。もしかしたら、体よりも心の変化のほうが大きいのかもしれません。


●布ナプで、人生観が変わる?

nunonapu_00.jpg 経血のついた使い捨てナプキンをゴミとして捨てる。「何となく憂鬱な気分のまま終わっていた生理が、布ナプキンを洗って繰り返し使うという一連の流れを味わうようになると、毎月生理がやってきて体が生まれ変わっていく感覚とリンクして、人生観が変わると言っても過言ではないと思います」と、前田けいこは語ります。生理の日くらいは無理してアクティブに動くのではなく、ゆったりと体をいたわる……布ナプキンを
使うことで、そんな風にライフスタイルが変化していく人も少なくありません。

オーガニックコットンを世に広め、そして布ナプライフをいち早く提案してきたメイド・イン・アースが目指すところは、「肌にふれるオーガニックコットンから、人間の体の自然、そして地球を感じてほしい」ということ。今後、布ナプにまつわるさまざまな思いや物語を紡いでいくなかで、私たちの暮らしにとって本当に必要なこと、大切なことを伝えていきます。


メイド・イン・アースのオーガニックコットン布ナプキン
http://madeinearth-store.jp/category/446.html

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