マインドフルネスを鍛えて、カラダの声を大切にする!! 婦人科医・糸氏明子(いとうじあきこ)先生インタビュー

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大阪市住之江区にある糸氏医院の婦人科医で医学博士の糸氏明子先生に、女性の患者さんに触れている中で感じられる問題や現在の思いについて、メイド・イン・アースのブランドマネージャー・前田けいこが、糸氏先生にお話しを伺ってきました。糸氏医院の中で、女性特有のトラブルをかかえた患者さんに、「メイド・イン・アースの布ナプキン」をご紹介していただいていることがご縁で、インタビューさせていただきました。

 

■布ナプキンを患者さんにおススメしたい!!

 

糸氏明子先生にお会いするきっかけとなったのは、先生からいただいたお電話でした。「布ナプキンについて詳しいことが知りたい」ということで、東京に来られる際に、メイド・イン・アース自由が丘店で、布ナプキンについてのお話しをさせていただいたのが最初の出会いです。

 

糸氏先生が布ナプキンを知ったのは、女性のカラダにいいものを、いろいろ研究されて調べられていた時に、患者さんのお一人が、「布ナプキンがとてもいいみたいですよ」と先生に教えてくれたそうで、それからいろいろ調べていてメイド・イン・アースにたどり着いてくださったのだそうです。

 

糸氏先生のところに診察に来られる患者さんのお悩みは、カンジタ、細菌性膣炎、萎縮性膣炎などによる、かゆみ、おりもの、外陰部の不快感、月経困難症、月経前症候群、不妊などさまざま。女性特有のトラブルの原因は、軽く問診をしただけでは、根本の原因を探ることができない複雑なものがとても多いのだそうです。

先生の患者さんへの思いは、「眉間にしわを寄せて不安そうにいらした患者さんを笑顔で帰したい!」ということ。それには、ただ現状のトラブルの内容を聞いているだけではわからない部分も多いため、可能な範囲でライフスタイルをも踏み込んで聞き、その根本に対してのアドバイスができて、はじめて笑顔で帰ってゆかれるのだそうです。

 

現在の医療は、短時間で患者さんの問診を終え、たくさんの患者さんを診るスタイルが一般的ですが、糸氏先生は、お一人15分を目途にしながらも、話を聞いているうちに、時間が長くなってしまうのだそう。「患者さんをお待たせしてしまうことも多いので申し訳なくて。」とお話しされる優しい笑顔に、多くの患者さんが信頼を寄せているのがわかります。

 

糸氏先生は、マラソンランナーとしても各大会で優勝されるほどの実力をお持ちで、その関係からアスリートさんの体調管理をすることも多いので、安心感のある布ナプキンをおすすめしているのだそうです。多くのアスリートさんが布ナプキンを活用して、東京オリンピックなどで活躍してくれたら嬉しいなーと思ったりしながら聞いていました。

 

 

■薬を処方するだけにこだわらない!!

 

糸氏先生は、西洋医学のお薬も、漢方も、アロマテラピーやヨガも、そして布ナプキンもすべて認めている先生です。それは、患者さんの笑顔を見たいから、その笑顔を引き出せてトラブルがなくなってゆくきっかけになるものは、人によって様々であると感じられているからなのだと思いました。お薬や手術で治る方もいれば、アロマテラピーの香りで癒されて体調が整う方もいるでしょう。糸氏先生の患者さんを思う気持ちの柔軟性の高さを感じました。

 

そして、最近は、不安感を持つ女性が多いということも心配されていました。さまざまな病院で検査をし、血圧も正常で血液にも何の異常もないのに、めまい、しびれ、どうき等の症状がとれなくて、不安でいられない方が増えているのだそうです。得体のしれない不安がつきまとって、それがストレスになってしまって、かえって免疫力が下がって本当の病気を生み出してしまっては大変です。カラダが健康でも心が不健康になってゆくと、だんだんカラダも不健康な心に、引っ張られてゆくかもしれません。

 

先生の診察は、「心のお荷物を取り除いてあげることだ」と、先生はお話しされます。30歳代は子育てやお仕事上での不安、40-50歳代はカラダの不安が出てきたりすることも多いですね。

そして今、気になっている症状の原因が心にある場合も多く、だからこそ薬の処方よりも「つらいよね」「大変だったよね」という共感やその人を認めてあげることで、体調が変わることも多いのだそうです。心というのは、それだけカラダとつながっているという事なんですね。

 

先生が現在のような診療のしかたに行き着いたのは、妹さんとの悲しいお別れが関係していることも、お話ししてくださいました。妹さんも同じ医療関係のお仕事をされていて、ある時、妹さんから体調に関しての連絡があったのだそうです。その時は先生もとても忙しかったために、時間をとることができず、それが妹さんの小さなSOSだったということに気づけなかったのだそうです。

 

先生のやわらかな笑顔からは、想像もつかないお話しに胸がとても痛みました。でもそのつらい経験から、患者さんの小さなSOSを逃さないようにしたい思いが、先生の中に強く広がったのだと思いました。妹さんの分まで多くの人を幸せに導いてゆきたい!とお話しされる先生の傍らに、妹さんの存在も感じられる力強さがありました。

 

 

■グレーゾーンでも耐えられる心の強さを持つ大切さ!

 

私たちは体調が悪くなって病院へ行くと、一回の検査で結果を求めがちで、病院へ行けば何もかもわかるのでは?とつい期待をしてしまいます。病名が早く知りたいわけですが、一回だけではわからないことも多いのです。病気になっているのか?なんとなくの体調の不具合なのか?のグレーゾーンにいる状態の時が、実は大切なのだそうです。経過を観察していき初めてわかる病気もありますし、気長におつき合いしなくてはならない病気もあるのです。不安感に押しつぶされては、免疫力も下がり、かえって病気を生み出してしまうことになりかねません。

 

自分の状態を認めながら、心を強く持ってゆく。現在の状況を否定せずに受け止める。このシンプルなことを、グレーゾーンにいる時には、さらにしっかり感じてゆくことが大切だと先生は話されます。自分自身を大切にする認める気持ちが、グレーゾーンから脱出させるきっかけをつくり、カラダ本来の自然治癒能力を高めてくれるということなのかもしれません。

 

 

■マインドフルネスを鍛えて、五感を研ぎ澄ます!

 

糸氏先生は、マインドフルネスを鍛えてゆくこともおすすめしています。マインドフルネスとは、「今この瞬間」の自分の体験に注意を向けて、あるがままを受け入れて自分を鍛えてゆくことです。ストレスな場面に遭遇しても、否定的な感情や物事にとらわれることなく、いつでも自分を取り戻すことができるようになるのだそうです。

自分のカラダやココロの状態に気づく力を育む心のエクササイズは、いろいろな情報が飛び交い、常に心が右や左に振れてしまう現代にとって、とても大切なワークの様に感じます。

糸氏先生は、干しぶどうを使ってのマインドフルネスの方法を教えてくださいました。干しぶどうを目の前に置き、見たり触れたりします。色、肌触りなどを事細かに感じるのです。いつもは、ただ食べてしまうだけのもの、パンの中に入っているだけの存在として、あまり気にもとめない干しぶどうに集中し感じるのです。このような、物や物事に深く集中するワークを繰り返すことで、どんな時でも、忙しくバタバタしている時でも、五感でキャッチする能力が高まるようです。

 

■布ナプキンの大きな可能性を感じる!

 

糸氏先生は「薬や治療だけではなく、布ナプキンを使うことで、患者さんたちのカラダによい変化をもたらしてくれるのでは」と布ナプキンに期待を感じ、患者さんにご紹介してくださっています。

メイド・イン・アースでは、1999年から布ナプキンを作り始めて、重い生理痛が劇的に改善したり、カラダを温め、体調が整う女性を見てきました。心と体のつながりのバランスで私たちの健康が保たれるとしたら、心地よいものに包まれる暮らし方、自分を大切にし、自分のありのままを認める生き方をすることがやはりとても重要なんだと、糸氏先生のお話しをお聞きしながら改めて考えました。

自分のカラダやココロを信じる強さを目指したいです。そして、それでも体調が不安になった時には、ハート溢れる糸氏先生のようなお医者様に相談することができたら、きっと幸せですね。

 

 

インタビュー

 

糸氏明子(いとうじあきこ)

日本産婦人科学会認定専門医
日本体育協会公認スポーツドクター
日本抗加齢医学会認定専門医

現在、大阪のクリニック(糸氏医院、冨沢産婦人科こどもクリニック)で、婦人科医師として、地域の方々の健康をサポートしています。趣味はランニングで、中学生の頃から走っています。二児の母で、なかなか自分の時間が取れませんが、隙間時間を利用して練習しています。その関係で、女性アスリートの健康相談にも携わり、東京オリンピックを目指す選手にも、スポーツドクターとしてのアドバイスを行なっています。

 

書き手

メイド・イン・アース
ブランドマネージャー
前田けいこ